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【 sp. 】 私が知る限りではウミウシの学名に使用される場合、属名の後ろ、本来なら種小名が表記される場所に付けられるようです。 学名に「sp.」が付いている場合、一般的には「属まではわかるが種小名がわからない」ということになるようですが、学名を持っているかどうか調査し切れなったことにより、未記載種と思われる場合にも使用される表記方法だそうです。 たとえば私が、明らかにイロウミウシの仲間(Chromodoris属)とわかるウミウシを見付けたとします。 しかし、いくら調べてもそのウミウシの学名がわからなかった場合、このウミウシの学名を「Chromodoris sp.」とします。 更に、属もあいまいな場合は、ひとつ広い分類段階に戻って、「科名の学名+sp.」で表記する場合もあるようです。 「sp.」の後ろに付ける番号は、整理番号的な意味を持っています。同じ属で複数の「sp.種」が発生してしまった場合、番号を付けないと表記上の区別ができなくなってしまいます。 番号は、各個人(各機関)で任意に付けられています。よって、その番号は、あくまでもその場所だけで意味を持つものであり、他の方や機関が付けた番号とは一致しません。 よって、「Chromodoris sp. 1 と同じです」というような言い方をする場合、「どこそこ(たとえば、図鑑やサイトの名称)の Chromodoris sp. 1 と同じです」という言い方をしないと、意味が通じなくなってしまいますので注意が必要です。 【 spp. 】 表記される場所は「sp.」と同じく、属名の後ろのようです。 あるsp.種と、別のsp.種の中間のsp.種などの場合に使用されるのかもしれません。 訂正(2005/5/8): このページを読んでくださった研究者の方からアドバイスをいただきました。 いただいたアドバイスによりますと「〜属の種が複数いるときに〜spp.と表記する」ということです。 ご教授ありがとうございました。心より感謝いたします。 【 cf. 】 ラテン語の「参照する」、「比較する」といった意味を持つ記号で、たとえば「Elysia cf. tomentosa」のように使用した場合、「定かではないが恐らく、私は『Elysia tomentosa』だと思う」といった意味になるようです。 また、「非常に似ている」ということを表現する場合にも使用されるようです。この辺のニュアンスは学名の表記だけではわからないので、記載者のコメントと合わせて判断する必要があると思います。 表記する場所は、属名と種小名の間が一般的なようですが、稀に、属名の前に表記される場合もあります。その場合は、属自体もちょっと怪しいということのようです(属名の前に表記される場合は「Cf.」となるそうです)。逆にいうと、「cf.」が属名と種小名の間に付く場合は、「属はほぼ間違いない」ということになると思います。 【 var. 】 学術用語ではなく動物学上での命名に使用されることは無いそうですが、図鑑などではよく使われているのを目にします。 同じ種同士での形状や色彩の違いに対して細分化するために、バリエーションの意味で使用しているものと思われます。 ラドマン先生のサイトでは、「var.」は使用せずに、「color form」「spotted form」などを学名の後ろに表記しています。 |
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